当店大人気!
『食えなんだら食うな』、『青年の思索のために』、『非ずのこころ』に続く、
ドクスメレーベル第四弾は、1954年に発売され、当時ベストセラーとなった作家
伊藤整氏の名著『女性に関する十二章』の復刊版!
本来であれば、6月に発売予定だったのですが、今月7月の発売になり、
この世の中の状況にもピッタリなベストタイミングでの復刊となり、
今こそ女性はもちろん、男性の皆さんにも広くお読みいただきたい本物名著になります。
今回は、清水店長の声がけから、いつもお世話になっている作家「泉美木蘭」さんに
序文を書いていただき、あとがきは、読書のすすめのお客様で、逆のものさし講でも
お世話になっている「山本明生法律事務所」代表 山本明生さんにお書きいただきました。
最初は女性に関する内容ですが、段々と十二章に近づくにつれて、
〝本質〟的な内容に深まっていきますので、そちらも是非楽しみにお読みください。
7月20日先行発売予定。
※一般書店の発売は、8月2日頃
◆『女性に関する十二章』
ご予約はこちらから↓
◎『女性に関する十二章』と以下の「成幸読書」につきましては、
よろしければ、以下のyoutube動画もご覧ください↓
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以下、泉美木蘭さんの序文の一部をご覧ください↓
「伊藤整『女性に関する十二章』は、昭和二十八年一月から十二月まで雑誌『婦人公論』に連載された当時の大人気エッセイです。翌二十九年に中央公論社から刊行された単行本は、たちまち大ベストセラーとなり、多くの女性たちに読まれ、のちに映画化もされています。
だからと言って、この令和の時代に、七十年も前のオッサンが、女性について書いた文章なんて読む価値あるの? どうせ古い男尊女卑的価値観じゃないの? 半信半疑でページをめくりはじめると、まずは、当時の女性運動家たちのヘンテコな理屈に対して繰り出される、知的ユーモアに自虐をまぶした風刺の数々に思わず笑わせられてしまいます。
そして、著者の人柄に親しみを感じたところに、伊藤整という作家の、女性や人間社会に対する真正直なまなざしを感じ、実際の体感、芸術的素養、哲学的思考とを自由に往来しながら深められてゆく女性論に、知的好奇心をくすぐられることになります。
読み進めるなかで、さすがに今とは少し感覚が違うのでは、と感じられる部分もあるかもしれません。しかし、お仕着せの概念に流されない、柔軟で緻密な思考は、「女性」という枠におさまらず、やがて、人間とはどういうものなのか、他者と関わりながら生きるとはどういうことなのかという人間論の世界にまで読者を誘ってくれます。それは、時代によらない真理について考える体験でもあります。
十二章を読み終えたとき、この過去の書物が、実は、現代における女性をめぐる問題を考えるための「肝心かなめ」を彩るものであり、それは、あなたのなかで思想の芽として息づきはじめていることに気がつくでしょう。」序文より
<目次より>
序文 ◆ 泉美木蘭
第一章 結婚と幸福
第二章 女性の姿形
第三章 哀れなる男性
第四章 妻は世間の代表者
第五章 五十歩と百歩
第六章 愛とは何か
第七章 正義と愛情
第八章 苦悩について
第九章 情緒について
第十章 生命の意識
第十一章 家庭とは何か
第十二章 この世は生きるに値するか
結びの言葉
復刊に寄せて ◆ 弁護士 山本明生