ドクスメ耳寄りニュース

読書のすすめに新入荷の一押し本やイベントなどをお知らせさせていただくページです。

清水店長大絶賛!「霊性」や「自己超越」へと向かう『ヒューマンスケールを超えて』

当店にて、現在大人気の『まなざしの革命』、『まなざしのデザイン』著者
ハナムラチカヒロ氏著の本としては、実はもう1冊あって、それがこちらの
宗教学者 鎌田東二氏との共著本『ヒューマンスケールを超えて』です。
 
『まなざしの革命』、『まなざしのデザイン』の面白さはもちろんの上で、
「清水店長的な一押しの本は、『ヒューマンスケールを越えて』」と、
大絶賛の1冊でもあります。
 
ハナムラチカヒロ氏の考え方のベースも、仏教にあるということで、今回は
仏教をベースに、デザイン、聖地、生命、地球など様々なスケールを駆使して、
〝わたし〟や社会、文明のあり方を問う1冊で、注目は最終的には、「霊性
の考え方、「自己超越」の考え方へと向かうところです。
 
『まなざしの革命』、『まなざしのデザイン』をすでにお読みの方はもちろん、
タテ糸の読書実践中の皆さま必見の内容です。
是非、こちらの本も、お見逃しなく!
 
◆『ヒューマンスケールを超えて わたし・聖地・地球』
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「鎌田 やはり変容が大きなポイントだと思うのです。それを成長と言い切れるか
どうかは別にして。その変化はよい変化をもたらすことができる。でも、悪い変化
もあり得る。
ハナムラ そうなのですよ。政治や経済の世界でも、既得権益を壊すことも含めて、
いろいろなものを壊して変化させることが目的になることが多いのですが、何か違う
ような気がしています。
大事なのはやはり、より「よき」方向への変化なのですね。その「よい」は何か
ということで、それぞれの主張があり、議論が分かれるのですけど、時代の最適解
だけでなく、真理に沿った解は間違いなくあると思うのです。
ー中略ー
摂理とか真理というのは、人の個性の違いによらず、全員がその中にいる法則だと
思うのです。それに寄り添っていないものは必ず報いを受ける。摂理に合ってない
ことは不自然なのですから。」
「鎌田 本当の真理というのは、個々の自我を超えて、われわれが全体として
寄り添わざるを得ない法則です。でも、その大きな法則がいまとても見えにくく
なっていて、どこに向かって、いかに調和していくのかということを見失っている。
だから、いまの社会に歪さが生まれて、みんなすごく不調和になっているのでは
ないか。そんなことを危惧しています。」
第6章 生命のリズム「両極を行き来して進む」より
 
「もう何をやっても地球は長くは保たないのではないか」。
今日、そんな想像が誰の頭の中にも浮かび始めている。だが今の文明にはもはや
オルタナティブが用意されていない。
「持続可能な開発」という題目だけは勇ましく唱えられているが、その
〝持続可能〟が何を意味するのかは曖昧だ。そんな危機的な状況にもかかわらず
一向に希望が見えてこないのはなぜなのか。
宗教学者と気鋭のランドスケープデザイナーが、
デザイン、聖地、生命、地球など様々なスケールを駆使して、〝わたし〟や社会、
文明のあり方を問う対話の書。
<目次より>
第1章 私という現象 
「人生とは演技の連続である」
第2章 異化するデザイン 
「見方を変えると風景が変わる」
第3章 メタノイア 
「自分のあり方を転換する」
第4章 意識の進化 
「スケールが変わると正解が変わる」
第5章 聖地の創造 
「生命力を活性化させる場所」
第6章 生命のリズム 
「両極を行き来して進む」
第7章 宇宙の縮図 
「聖地から宇宙を見上げる」
第8章 母なる地球 
「太陽の原理から月の原理へ」