幻の名著を続々復刊されている、土曜社さんから発売になる最新復刻版
3冊のご案内です。
以前、読書のすすめで大人気!
現在は絶版となっている『まかり通る』(小島直記著)の中の登場人物
の昭和4年発売で幻となっていた名著の復刻版や、人相学の大家 水野南北の
開運の極意書、そして、48歳の二宮尊徳がまとめた、神・儒・仏をまるめて
丸薬にしたかのごとき金言集が、12月2日頃に同時入荷の予定です。
特に、福沢桃介著の『財界人物我観』で、桃介氏ご自身の目で見てきたままの
ユーモアを交えて、語り口調で書かれた必見の内容です!
ご興味ある方は、報徳の教えの中心的概念「大極」を円を描くことによって
示しながら、34点の円形図と格言でこの世の根本を描いた名著『三才報徳金毛録』
がおすすめですが、どちらも振り仮名付の原文となっていますので、心ある方への
一押し本物名著なので、こちらも気になる方は是非!
3冊とも、12月2日頃入荷予定。
ご予約受付中です。
◯福沢桃介『財界人物我観』
昭和4年の本の復刻版ではあるものの、桃介氏の語り口調で書かれているので、
読みやすく、リアルに見たままに語った活き活きとした内容で、
「人間万事 嘘半分本当半分 三割嘘、七割本当だからこそ面白い」
というユーモアも入った名著なので、広く皆さまにお読みいただきたい1冊です。
そして、最後まで「財界人物観」を語った後の最後の「「財界人物我観」跋 」
で語られる、
成功の登竜門に入るための「4つの心掛け」
はシンプルながら必見です!
(※気になる方は、実際にお読みください。)
、西郷、大久保というたぐいのいわゆる御維新当時の古い人は、私は会ったこと
御維新からかけて、ずいぶんあらゆる方面に英雄豪傑の士が輩出した。」
「桃介の性格で好き嫌いがあり、批評すれば間違ったことが多いだろうが、
およそ世の中のことで間違わぬものがあろうか、おそらくはあるまい。たとえば、
ダイヤモンド社で数字を発表する。これは間違わぬと思っているのであるが、
数字それ自身が間違っている。二と二をたせば四になるというけれども、これが
そもそも間違いだ。
何となれば、哲学や宗教を借らなくても、物理学から論じてみてもよい。
二本の筋を並行に引張るとする、終極は、どうなるか。並行の二本の筋は、結局
一つになる。すなわち我々の想像したものと違うということになる。そうすると、
ニと二で四になるということの窮極が判らない。人間万事 嘘半分本当半分、
もしくは 三割嘘七割本当という程度のところか:::。
新聞の報道、雑誌の記事、これが全然本当だったらつまらない。
嘘がはいるから面白いのだ。」
「猿飛佐助という忍術使いがある。その伝記を見ると、
ほとんど嘘だが、読む人は、本当だと思って読む、
それで面白い。私が批評しても、当っていないかも知れないが、
小説を読むか、猿飛佐助の伝記でもたのしむ
つもりで読んで貰いたい。」
<目次より>
序 論
荘田平五郎
益田 孝
三井八郎右衛門
団 琢磨
小山健三
各務鎌吉
片岡直輝
佐々木勇之助
「財界人物我観」跋
◯水野南北『修身録』
相学の泰斗による「節食開運」の極意を記した名著の復刻版!
「立身出世あることをみずから知らんと欲せば、まず食を減じ、日々これを
厳重にさだめ見るべし。文化文政期、浪速の市井に生きた相学の泰斗が五十路
で達した「節食開運」の極意。 」
壮年に至って一念発起し人相学を極め、大家として千人を超す門人を誇り、
教訓の宝庫である著作を残した江戸時代の怪人・水野南北が遺した「節食開運」
の極意の書は、人相学の名著『南北相法』と並ぶ本物名著なので、現代語訳の本
ではなく、振り仮名付の原文ではありますが、心ある方にはお読みいただきたい
本物名著です!
◆ 二宮尊徳『三才報徳金毛録』
天・地・人――三才をつらぬく報徳の原理。
48歳の尊徳・金次郎が、34点の円形図と格言でこの世の根本をえがく。
神・儒・仏をまるめて丸薬にしたかのごとき金言集の復刻版!
原文表記の本になっていますが、振り仮名があるので、心ある方に
お読みいただきたい、タテ糸の本物名著です。
――宇宙間の森羅万象を網羅し、千古より万世に伝えて易うべからざる
天地自然の真理にもとづき、人倫の善悪・邪正・勤惰・得失の源をさぐり、
国家の貧富・盛衰・興廃・存亡の理をあきらかにし、
よりてもって立教の大本となす。
二宮尊親『二宮尊徳遺稿』
――この書はとくに広く謄写せられ、報徳門下の人々が、いわゆる卒業とも
いうべく郷土に帰る頃には、たいがい謄写を許され、各自座右唯一の内典
としたものである。
『二宮尊徳全集』