ドクスメ耳寄りニュース

読書のすすめに新入荷の一押し本やイベントなどをお知らせさせていただくページです。

土曜社さんから発売になる最新刊(復刻版)3冊!

幻の名著を続々復刊されている、土曜社さんから発売になる最新復刻版
3冊のご案内です。
 
以前、読書のすすめで大人気!
 現在は絶版となっている『まかり通る』(小島直記著)の中の登場人物
松永安左エ門と鉄道会社を共に創業した、福沢諭吉の女婿・福沢桃介氏著
の昭和4年発売で幻となっていた名著の復刻版や、人相学の大家 水野南北
開運の極意書、そして、48歳の二宮尊徳がまとめた、神・儒・仏をまるめて
丸薬にしたかのごとき金言集が、12月2日頃に同時入荷の予定です。
 
特に、福沢桃介著の『財界人物我観』で、桃介氏ご自身の目で見てきたままの
ユーモアを交えて、語り口調で書かれた必見の内容です!
 
運命学にご興味ある方は、水野南北の『修身録』が、二宮尊徳報徳思想
ご興味ある方は、報徳の教えの中心的概念「大極」を円を描くことによって
示しながら、34点の円形図と格言でこの世の根本を描いた名著『三才報徳金毛録
がおすすめですが、どちらも振り仮名付の原文となっていますので、心ある方への
一押し本物名著なので、こちらも気になる方は是非!
 
3冊とも、12月2日頃入荷予定。
ご予約受付中です。
 
◆ 福沢桃介『財界人物我観』¥2,198(税込)
ご注文はこちらから↓
◆ 水野南北『修身録』 ¥1,539(税込)
ご注文はこちらから↓

二宮尊徳『三才報徳金毛録』
ご注文はこちらから↓
◯福沢桃介『財界人物我観』
福沢諭吉の女婿・福沢桃介氏が岩崎弥太郎、三井八郎右衛門、益田孝、
安田善次郎など、15名の財界巨頭たちの人物から仕事術、養生法までを、
見たまま見ぬままにずけりと語った幻の名著の復刻版!
 
昭和4年の本の復刻版ではあるものの、桃介氏の語り口調で書かれているので、
読みやすく、リアルに見たままに語った活き活きとした内容で、
 
「人間万事 嘘半分本当半分 三割嘘、七割本当だからこそ面白い」
 
というユーモアも入った名著なので、広く皆さまにお読みいただきたい1冊です。
 
そして、最後まで「財界人物観」を語った後の最後の「「財界人物我観」跋 」
で語られる、
成功の登竜門に入るための「つの心掛け」
はシンプルながら必見です!
(※気になる方は、実際にお読みください。)
 
「私は実業界の人々を、批評してみたいと思う。吉田松陰とか、小松帯刀とか
、西郷、大久保というたぐいのいわゆる御維新当時の古い人は、私は会ったこと
もないからもちろんだが、私の知っている伊藤博文山県有朋大隈重信等の
政治家は別として、実業界では、いわく岩崎弥太郎渋沢栄一川田小一郎
安田善次郎などという人、教育界では中村敬字、福沢諭士口、新島裏、加藤弘之
芸術界では団十郎、摂津大橡、林中、角力取では陣幕梅ヶ谷常陸山というように、
御維新からかけて、ずいぶんあらゆる方面に英雄豪傑の士が輩出した。」
 
「桃介の性格で好き嫌いがあり、批評すれば間違ったことが多いだろうが、
およそ世の中のことで間違わぬものがあろうか、おそらくはあるまい。たとえば、
ダイヤモンド社で数字を発表する。これは間違わぬと思っているのであるが、
数字それ自身が間違っている。二と二をたせば四になるというけれども、これが
そもそも間違いだ。
何となれば、哲学や宗教を借らなくても、物理学から論じてみてもよい。
二本の筋を並行に引張るとする、終極は、どうなるか。並行の二本の筋は、結局
一つになる。すなわち我々の想像したものと違うということになる。そうすると、
ニと二で四になるということの窮極が判らない。人間万事 嘘半分本当半分、
もしくは 三割嘘七割本当という程度のところか:::。
新聞の報道、雑誌の記事、これが全然本当だったらつまらない。
嘘がはいるから面白いのだ。
 
「猿飛佐助という忍術使いがある。その伝記を見ると、
ほとんど嘘だが、読む人は、本当だと思って読む、
それで面白い。私が批評しても、当っていないかも知れないが、
小説を読むか、猿飛佐助の伝記でもたのしむ
つもりで読んで貰いたい。」
 
<目次より>
序  論
荘田平五郎
益田 孝
三井八郎右衛門
団 琢磨
小山健三
各務鎌吉
片岡直輝
佐々木勇之助
「財界人物我観」跋
 
◯水野南北『修身録』
相学の泰斗による「節食開運」の極意を記した名著の復刻版!
 
「立身出世あることをみずから知らんと欲せば、まず食を減じ、日々これを
厳重にさだめ見るべし。文化文政期、浪速の市井に生きた相学の泰斗が五十路
で達した「節食開運」の極意
 
壮年に至って一念発起し人相学を極め、大家として千人を超す門人を誇り、
教訓の宝庫である著作を残した江戸時代の怪人・水野南北が遺した「節食開運」
の極意の書は、人相学の名著『南北相法』と並ぶ本物名著なので、現代語訳の
ではなく、振り仮名付の原文ではありますが、心ある方にはお読みいただきたい
本物名著です!
 
二宮尊徳『三才報徳金毛録』
 
天・地・人――三才をつらぬく報徳の原理。
48歳の尊徳・金次郎が、34点の円形図と格言でこの世の根本をえがく。
神・儒・仏をまるめて丸薬にしたかのごとき金言集の復刻版!
 
原文表記の本になっていますが、振り仮名があるので、心ある方に
お読みいただきたい、タテ糸の本物名著です。
 
――宇宙間の森羅万象を網羅し、千古より万世に伝えて易うべからざる
天地自然の真理にもとづき、人倫の善悪・邪正・勤惰・得失の源をさぐり、
国家の貧富・盛衰・興廃・存亡の理をあきらかにし、
よりてもって立教の大本となす。
二宮尊親『二宮尊徳遺稿』
 
――この書はとくに広く謄写せられ、報徳門下の人々が、いわゆる卒業とも
いうべく郷土に帰る頃には、たいがい謄写を許され、各自座右唯一の内典
としたものである。
二宮尊徳全集』