当店大人気!
『禅と哲学のあいだ』の著者で、2ヵ月に1回読書のすすめにて、西田幾多郎
の名著『善の研究』を読み解く講座をしていただいている、形山睡峰師の最新刊が、
ドクスメレーベル第3弾として、北海道の出版社エイチエスさんから発売になります。
※しかも、この本のイラストを書いてくださっているのは、
名古屋の肚をつくる読書会「肚禅肚読」でもお世話になっていた、
愛知県名古屋市西区則武にあります、「曹洞宗 金剛山 正壽寺」の
早坂宏香さんです。
今、読書のすすめでも注目の「非二元」の考え方について、形山睡峰師に
清水店長が本の執筆を依頼したことがきっかけとなった1冊になっています。
読書のすすめにて開催している「禅と哲学の〝まえ〟」講座の際も、
いつもとても分かりやすく、二元論に分けない一元論のお話をしていただいて
いますが、こちらの『非ずのこころ』も。「非二元」「一元論」「逆のものさし」的
なエッセンスが満載の1冊だったので、
5月の成幸読書にも決定しました!
6月1日頃先行発売!
※一般書店の発売は、6月20日予定。
2021年5月の成幸読書選定本
◆『非ずのこころ』
ご予約はこちらから↓
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=159812948
◎「成幸読書頒布会」体験版
(2021年4月号、5月号)のご案内
『非ずのこころ』先行発売に合わせて、通常は「6ヶ月コース」「12ヶ月コース」
のみで受付させていただいている「成幸読書頒布会」を、個別で1ヶ月分のみ体験
できる「成幸読書 体験版」もご注文いただけます。
【ご注文いただく際のご注意】
こちらの「成幸読書頒布会 体験版」のご注文は、お手数ではありますが、
事前の「銀行振込」「郵便振替」もしくは「代金引換」のみの受付
とさせていただきます。
こちらの都合で申し訳ございませんが、予めご了承の上、ご注文ください。
成幸読書体験版をご注文いただけるのは、現在、2021年4月号
『北御門二郎 魂の自由を求めて』と、2021年5月号『非ずのこころ』になります。
※『非ずのこころ』は、6月1日頃入荷の予定ですので、
先行発売まではご予約として受付させていただきます。
入荷次第、解説書とご一緒にお送りさせていただき、お送りの際に解説動画を
ご覧いただくためのurlもメールにてお知らせさせていただきます。
<体験版「成幸読書」2021年4月号 内容>
※実際に、成幸読書にて、こちらの『北御門二郎 魂の自由を求めて』を読まれて、
「この時期に読めてよかった!」「もっと北御門二郎さんについて知りたい。」という
お礼のメールやお電話もいただき、大変好評いただいているので、ご興味あれば、
解説書と解説動画付で、お読みいただくこともおすすめです。
・『北御門二郎 魂の自由を求めて』 ぶな葉一著
・「成幸読書解説書」2021年4月号分
・「成幸読書解説動画」2021年4月号分(限定公開のYoutube動画)※約34分
◆「成幸読書」2021年4月号体験版
『北御門二郎 魂の自由を求めて』一式 ¥5,000(税込)
ご注文はこちら↓
<体験版「成幸読書」2021年5月号 内容>
・『非ずのこころ』 形山睡峰著
・「成幸読書解説書」2021年5月号分
・「成幸読書解説動画」2021年5月号分(限定公開のYoutube動画)
※通常30分程の解説動画ですが、今回は清水店長の「非二元」の
詳しい解説があり、いつもより長い40分程の解説動画になります。
◆「成幸読書」2021年5月号体験版 ※6月1日頃入荷予定
『非ずのこころ』一式 ¥5,000(税込)
ご予約はこちら↓
最新刊『非ずのこころ』の、特に注目は、第四章の「帰雲老師に訊く」
の章で、前後に語られる「非ずのこころ」について、30代の出版社社員と帰雲老師
を主人公にして、形山睡峰師が創作されたオリジナルの対話録です。
「非ずのこころ」を何とか理解しようと質問する30代の男性社員と、帰雲老師の
何とか分かりやすく、そのこころを説く問答が入ることによって、より深く、
分かりやすく「非二元」「非ずのこころ」を理会できる親切な仕組みになっています。
『禅と哲学のあいだ』をお読みの方はもちろん、「非二元」の考え方にご興味がある方、タテ糸の読書を深めたい方などなど、今こそ必読の名著となっています。
是非お楽しみに!
「すでに人類の歴史上では、二千年以上も前に、ソクラテス・孔子・イエスキリスト・
釈迦という四聖人が出現して、個々が真人であることの証明がなされた。
以後、彼ら四聖人の後を継ぐ者が無量に現れ、膨大な教説が遺されていった。
それなのに、われわれは今に至るも、まだ真人の自己を確認し得ないでいるように
見える。四聖人の真意を正しく伝える導師がいなかったためだろうか。
否、そうではないと私は思う。われわれがいつも、真人を自己の外に求めて、
己の魂のうちに直に求めようとしてこなかったからだと思う。外に真人を求める者
は、どんなに真人を得たように思っても、自己の真人と外の真人と二つに分けて
見てしまう。善を知れば悪が嫌いになり、正しさを見れば不正が邪魔になる。
貧しさに苦しむ者は富者が疎ましく、幸福を願う者は不幸が苦となり、好きな物を
欲すれば、嫌いな物を捨てたくなる。外に真人の条件を求めれば、どうしても反対
の偽人も意識されて、ついに真実心の落ち着くことがない。人類の今日までの
いっさいの煩悶、苦悩、諍いは、すべてわれわれが真人を外に求めて、自己の真人
と二つに分けて見たことに拠る。だからこそ、われわれは今、一度は「非ずのこころ」
に立ち戻って、二つに分かれる以前の自己を省みる必要がある。
もし読者諸兄姉が、他人からの借りものではない、真実魂の底から出てくるところ
の自己を欲するなら、ともあれ、この拙書が些かの「道しるべ」にならんことを、
願うものである。」まえがきより
「われわれはだれも、心の確かな拠り所がなくては、ほんとうには安心して生きられ
ない者である。だから拠り所を哲学的な思考法に求めても、さっぱり分からない文章
にぶつかってしまうと、とりあえず目先の経済的豊かさに拠り所を求めることに
なった。
そうすることで、見失った心の不安を忘れようとしたのである。だが、いつのまにか
それが習性となり、経済的豊かささえ得れば、自己の真人まで得られるように錯覚
する者が出てきた。心の確かな拠り所を見失うことは、危ういのである。
物はすべて、いつか必ず消え去る。常住の物は一つもない。
ついに消えることなき拠り処は、心に求められねばならない。」あとがきより
<目次より>
○第一章「日本人の妙なる感性」
・「非」「不」「無」を使い分けている
・日本古来の感受性
・主語は言わないで済ませてきた
・心は自在に働かせることが本性
・言葉では尽せない真意がある
・非思量ということ
○第二章「他と比べて自己確認している」
・雑念妄念が憂いのもと
・なぜ雑念妄念するのか
・生き残るために必要な能力
・血の底まで染みついた習性
・雑念妄念の上手な用い方
・比べ合う能力
・他に拠っての承認欲求
・真実の我をどう見つけるのか
○第三章「我と物と一如になって在る」
・我在りと思わねば、我は無し
・我という永遠性
・今に在らず我に非ず
・同じ根に生まれても、みな異なって生きる
・差別をもって平等性を確認している
・ニュートラルの心
○第四章「帰雲老師に訊く」
○第五章「大いなるかな心や」
・大いなるかな心や
・いっさいを新たになしていく
・時説因縁に自在に応じてゆく
・大円鏡智のこころ
・相対のなかの非ずのこころ