ドクスメ耳寄りニュース

読書のすすめに新入荷の一押し本やイベントなどをお知らせさせていただくページです。

読書のすすめHP完全リニューアルしました!

9月15日(火)

完全リニューアルした「新・読書のすすめHP」をオープンさせていただきました。

これまで15年以上、同じHPだったので、ご迷惑をおかけした部分も

沢山ありましたが、この度のリニューアルで、格段に

 

見やすく、使いやすく、買いやすい

 

読書のすすめホームページに進化しました!

 

リニューアルしたてなので、こちらも慣れないところもあるかもしれませんが、

今までよりも快適に楽しんでいただけるHPを皆さんと一緒に作っていければと

思いますので、引き続き、読書のすすめHPをよろしくお願いいたします。

 

尚、リニューアル記念のプレゼントなど、詳細が決まり次第、

またお知らせさせていただきますので、もう少々お待ちください。

 

また、お支払い方法につきましても、現在は

 

・代金引換

・銀行振込

・ゆうちょ振替

・クレジットカード

 

でのご購入が可能で、今後は「コンビニ決済」の受付も開始する

予定もありますが、「コンビニ決済」の受付開始までは、

もう少々お時間をいただきますので、こちらも受付開始に

なりましたら、お知らせさせていただきますので、

もう少々お待ちください。

 

読書のすすめ

9月12日(土)読書のすすめライブ配信動画


9月12日(土)ドクスメライブ配信

 

9月12日(土)15時~
読書のすすめの公式Youtubeページにて配信させていただいた
ライブ配信ですが、ご紹介したい思いが熱くなってしまい
予定をオーバーして、1時間半以上になってしまいましたが、
ご興味あれば、お時間ある時にご覧ください。

尚、ライブ感を大事にした配信なので、数日後に動画を
削除させていただく可能性もありますので、そちらは予め
ご了承ください。

Youtubeページにてご紹介の本のご注文はこちら↓

Youtube動画でご紹介の本棚 - 読書のすすめ

 

清水店長、今の超一押しが入荷しました!

清水店長、今一番のおすすめ!
近しい方には強くおすすめしていて、これから逆のものさし講でも
一番のおすすめとしてご紹介予定の上、清水店長のブログでもご紹介
※詳しくは↓
清水店長のブログ「清水店長、今の超一押し」をご覧ください。

のウワサの2冊が入荷しました!

  健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて - 読書のすすめ

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ついに発売!小林よしのり最新刊
 ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論 - 読書のすすめ

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そして、合わせて入荷の

積読こそが完全な読書術である - 読書のすすめ

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が、2020年8月の成幸読書に決定!

成幸読書にお申込の皆さま、楽しみにお待ちください。

 

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「ティール組織」入門におすすめの名著が入荷!

2020年3月の成幸読書『「人類の目覚め」へのガイドブック』
や、『実存的変容』などで有名な、天外伺朗氏の続々と出版
されている最新刊は、「ティール組織」のエッセンスが学べる
入門にピッタリの1冊です。

最新刊!ご注文はこちら↓
 「ティール組織」の源(ソース)へのいざない - 読書のすすめ

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これまで、
◆『ザ・メンタルモデル』
◆『自然経営~ダイヤモンドメディアが開拓した次世代ティール組織』
◆『実存的変容~人類が目覚め「ティールの時代」が来る』
2020年3月の成幸読書!
◆『「人類の目覚め」へのガイドブック』
◆『ティール時代の子育ての秘密』

という名著をご紹介させていただきましたが、
これらの本を読んで分からなかったことや、疑問点に対して、
より日本人的な理解のための考え方や、原著『ティール組織』を
読むための入り口の基礎的な考え方など、抽象的で間違えやすい点
を、原著『ティール組織』の解説者、嘉村賢州と天外伺朗氏が解説
した講義の講義録なので、読みやすく、そして発見も沢山の・・・
こちらもまた名著でした!

今まで、天外伺朗史の「実存的変容」シリーズをお読みの方は
もちろんですが、これから「ティール組織」を読みたい方や、
「実存的変容」という言葉が気になる方に、入り口の一冊として、
是非とも一押しの1冊です。

『「ティール」というのは、決して企業経営の方法論ではなく、
「人類の目覚め」とも呼べる個々の意識の変容に基づく「世界観」
の大きな転換です。『ティール組織』の著者F・ラルー氏が、
この世界観をどうとらえているかを探り、そのフィロソフィーを
把握することが大切でしょう。その上で、より実務的な観点で、
日本の文化に合った「ティール経営」のあり方を探っていきます。

「ティール組織」の源(ソース)へのいざない - 読書のすすめ

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情報じゃない、ランキングじゃない、わかりやすさもない


 

昭和の店に惹かれる理由 - 読書のすすめ

井川直子著

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このコロナ騒ぎで、自粛とか三密などという言葉が流行り、
お店として開いているところは大打撃を受けている。
ドクスメでも全国から来てくださった方が大勢いらして、
そういう方々の顔もしばらく見ていない。

「これからどうしたらいいんだろう?」

そう悩んでいる方も多いだろうと思う。
そんな中、ぼくは所謂「昭和なお店」を見つけては入るように
していた。特に飲食のお店だが、お父さんとお母さんがやっているような
お店に入る。何軒かまわっているとそのうち不思議なことに気付いた。

そういったお店は、このコロナ騒ぎとはまったく無関係のように
繁盛しているのである。大阪にある「スナックK」というお店の
お母さんは、常連客に電話して呼び出して(半分脅し?笑)、
「何してんの?早く呑みにきなさいよ!」と連絡していたらしい。
でも、お客の方もその呼びかけが嬉しいのだ。

あるラーメン屋さんは、若者であふれていた。見てみると、
若い子には特大の大盛りで、そこに効率とか「儲け」なんかの
思惑がまったく感じられない。
それらを観察していると、今、世の中の商売の流れは、
効率化の名の元に、自動化やペイペイだのポイポイなどという
方向に無理やり”流されて”いるようだ。

しかし、しかしだ、昭和を感じるお店にはそんなよくわからない、
誰かが考え付いたような”仕組み”には無縁のようであった。

下記に「まえがき」の一部をご紹介しよう。


『私の母や祖母の世代にとって、「撫でる」と「拭く」とでは明確に違っていた。
昭和四十〜五十年代。うちでは、食事の前に食卓を拭くのは子どもの係だった。固く絞った布巾を当然のように手渡され、家族六人が囲む大きくて重い座卓を拭く。けやきの、天板の縁に沿って溝が彫られたデザインだった。
ぼんやり手だけ動かしていたりすると、台所から「撫でるのではなく、ちゃんと拭いてちょうだい」という祖母の声がよく飛んできた。で、だいたいは、溝の中もお願いねと念を押されるのだ。
大人になった今、彼女たちの真意をあらためて分析してみると、「拭く」とは綺麗にしよう、清潔にしようという意識とセットでなければならないもの。単に布巾を動かすだけなら、それは「拭く」にはならないのだ。
戦争に負けても、石油や土地がなくても、メイド・イン・ジャパンのものづくりが世界と渡り合っていけたのは、高い精度を真面目に求める心。四角いところを四角く拭くような「きちんと」が、フォーマットに組み込まれている人々の仕事だからではなかったか。
けれど、もはやそれも幻想になりつつある。中略

何年か前に福岡で取材した、老舗のモツ鍋屋を思い出した。
今では業者で処理済みのモツをそのまま使う店も多い中、その店は新鮮なモツを買い、自分たちでさらに三度徹底的に洗う。
なぜそこまでするのですか、と訊きながら、臭みが取れるという答えを半分想定していた私に、女将はあたりまえのように言った。

「人さまの口に入るものだからですよ」
彼女は戦前生まれだった。
戦争中、町から食べものがなくなり、ついに肉をさばいた後に残る「放る(捨てる)もん」だった内臓が回ってきた。彼女曰く、だから「ホルモン」。まだ温かい胃や腸を、子どもだった彼女は流水で洗うのだが、とにかく時間がかかったそうだ。
何十年経っても忘れられない。消化物のこびりついた内臓がどんなに汚く、きつい臭いか。それを安全においしく食べられるようにするためには、その前に、人の口に入れられるものにするには、「きちんと」洗わなければならない。
結局「臭みを取る」という目的には変わりないけれど、その根底には何があるのか。それを知る人の仕事は違う。今、私たちがカット済みの野菜や切り身の魚でどんどんリアルから遠ざかっていくことは、根底にある何かを失うことかもしれないと思った。
人の手で洗う、磨く。
それは除菌や消毒とは別の清潔感である。すべての菌を悪として、強い兵器で悪を滅ぼすという征服の発想ではなく、本来の姿に戻してやる、大切に扱うという共生の在り方。万物への敬意のようなものを感じるのだ。
今、日本人は除菌に熱心だが、そこに「きちんと」の思想は見当たらない。祖父母の世代、両親の世代がいなくなったらフェードアウトしてしまいそうな絶滅危惧のメンタリティである。

私はいつからか、気づけば昭和の店に足を運ぶようになっていた。そこへ答えを求めようと意識したわけではなくて、本当に気がつけば、そこが気持ちよかったから。中略

情報じゃない、ランキングじゃない、わかりやすさもなければ合理的でもなく、じつはそんな自由でもない。不思議な価値観。なのになぜだろう、私たちは昭和に惹かれている。そう、猛烈に惹かれているのだ。』


ドクスメでも昔っから、「売る側と買う側を分けない」という思いでやってきた。
だから時にはお客さんを叱るし、いっしょに酒を呑むしカラオケではしゃいできた。
恋の悩みも病で死に苦しむ人とも共に悩んだ。

この本には、普段、表に出ることのない10軒の名店の人々。
「サービス」では永久にたどりつかない知恵が書かれている。

どこの誰かかわかんない人たちが推し進めようとしている
「これからの商売の在り方」では、ちょっとは良いのだろうけど、
何十年も続く商売になるはずもないし、真理ではないと断言しておきたい。

この本を読んでみれば、それが明らかなことだ確信できる。
さあ!先に進もう!!!

 

昭和の店に惹かれる理由 - 読書のすすめ

 

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冊数限定の超お宝本が、残り限定10セット!

以下の本は、すでに絶版になっている本ですが、
とある仕入れ先で見つけた幻の超貴重な1冊です。
新刊の本ではありますが、出版社に長く眠っていたため、
現品限りの絶版本の掘り出し物として、冊数限定!
しかも、通常の定価よりお得にご購入いただけます。
売り切れごめんの早い者勝ちなので、気になる方は、
是非お早めにご購入ください。

幻の絶版本!残り10セット限定
明治裏面史 上下巻セット - 読書のすすめ


こちらも、今清水店長が逆のものさし講の勉強会や、近しい方々に
熱くおすすめしていて大絶賛の、隠れた名著『明治裏面史』。

「この本が面白くないわけがない! だって、著者が伊藤痴遊だから」
と読む前から、清水店長も確信を持って読み始めたのですが、
その予感は的中どころか、今の時代にピッタリなタテ糸の名著でした。

「混迷の平成に、波乱の明治を読むことは最良の薬」

と書かれていますが、むしろ令和の今こそ「薬」になること間違いなし!

大久保利通伊藤博文江藤新平西郷隆盛乃木希典など、
黎明期日本政治の裏側を人物中心に物語った決定版!

詳しくは、以下の清水店長のブログもご覧ください↓

「『日本の歴史を知らぬ青年が多いようだ。中略 その人の思想は
どんなふうになるか懸念に堪えない。
そこで私は維新前後から明治にかけての歴史を、人物本位で書く
ように努力して、順序を追って纏めた。殊に、たいがいの人は
口に出さないようなことまで相当に曝け出してある。
非難が起こることはもとより覚悟のうえである。』 自序より
どうです?しびれる覚悟でカッコいいでしょ。
この本を読み終ったとき、「あー、なるほど!」 と肚にすとんと
落ちた事柄がありました。 明治維新前後と今、コロナ騒ぎで
起きていることが なんとなく同じなんだ、ということです。

清水店長のブログ「裏も表も英雄って西郷ドンだけなんですね。」より

【残り10セット限定!定価より660円引き!】

ご注文はこちらから↓

◆超お宝本!明治裏面史 上下巻セット - 読書のすすめ

 

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