ドクスメ耳寄りニュース

読書のすすめに新入荷の一押し本やイベントなどをお知らせさせていただくページです。

5月と6月のドクスメライブ情報!

それいけ!!ドクスメライブ

ご興味あるイベントがありましたら、読書のすすめメールアドレス

 dokusume@gmail.com 担当:小川

までお問い合わせください。

  • 5月10日(月)心学商売繫盛塾
  • 5月12日(水)平日逆のものさし講&落語会
  • 5月15日(土)福岡逆のものさし講
  • 5月18日(火)北海道逆のものさし講
  • 5月20日(木)未来出版研究会
  • 5月22日(土)京都逆のものさし講
  • 5月23日(日)四国逆のものさし講
  • 5月24日(月)心学商売繁盛塾
  • 5月27日(木)山形逆のものさし講
  • 6月5日(土)郡山逆のものさし講
  • 6月6日(日)栃木逆のものさし講
  • 6月9日(水)読書のすすめの落語のすすめ
  • 6月12日(土)長崎逆のものさし講
  • 6月14日(月)心学商売繁盛塾「飯田結太氏特別講演会」
  • https://www.kokuchpro.com/event/b1edff5fcf06db5b232940434a1ac47d/
  • 6月20日(父の日)東京 肚をつくる読書会&逆のものさし講勉強会
  • 6月26日(土)形山睡峰師講演会
  • 6月26日(土)広島逆のものさし講
  • 6月28日(月)心学商売繁盛塾

祝復刊!『昭和精神史 戦後篇』

昨年8月頃、『生くる』や『魂の燃焼へ』の著者、執行草舟氏も

大絶賛の名著『昭和精神史』が長い絶版の状態から奇跡の復刊!

 

復刊にあたり、執行草舟氏よりおすすめのコメントをいただきました。

 

「戦後の文学評論家が書いた中で最高峰の文学評論である。

普通の文学論は理屈で書かれているが、桶谷氏の『昭和精神史』 は、

ロマンティシズムに溢れている。本当の魂の歴史である。」執行草舟

 

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「日本文学論の中の最高峰!」と執行氏が大絶賛の『昭和精神史』の

続編に当る「戦後篇」もこの度、長い絶版の状態から復刊しました!

 

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今回の「戦後篇」の解説は、以前ドクスメでも大人気の『明治の光 内村艦三』

の著者、新保祐司が書かれています。

 

この機会に、長く絶版になっていた『昭和精神史』と『昭和精神史 戦後篇』

を合わせ読みできるチャンスになるので、この機会を是非お見逃しなく。

 

以下の書名のリンク先よりご注文いただけます↓

 

昭和精神史 - 読書のすすめ

昭和精神史 戦後篇 - 読書のすすめ

祝復刊!『昭和精神史』&『昭和精神史 戦後篇』セット - 読書のすすめ

 

「平成も終わり、今、我々日本人は、令和のはじめに生きている。

それも、新型コロナウイルス禍という苦難の中で、生きているのである。

このウイルス禍の影響は、長く続くに違いない。

そして、コロナ以前の世界に戻ることはもうない

やがて、このコロナ禍が収束したとしても、その後の世界は、社会の在り方や

人間の生活が大きく変わることになるであろう。

もう「昭和」は、はるかに遠くなっていくに違いない。こういう文明史的な激変の中にいて、本書を二十年ぶりに読み返してみると、その中に鳴り響いている「昭和の精神」

への「挽歌」が一層心に沁みて来るようである。」

 

「たしかリルケが、詩の最高の形態は、挽歌、あるいはレクイエムであるといった

ように記憶しているが、桶谷氏は、今日の日本で、挽歌を歌うことのできる、

数少ない詩人の一人であろう。

『昭和精神史』が書かれ、その後、『昭和精神史 戦後篇』が書かれた。

だが、この『昭和精神史 戦後篇』は、前者の単なる続篇ではないのである。

この二つの間には、深い断絶があるのだ。単なる続篇としてならば、

『昭和精神史 戦前篇』と『昭和精神史 戦後篇』となるはずである。

戦前篇の昭和精神史を、単に『昭和精神史』と名づけたのは、戦前の昭和時代

だけが、精神史に値する精神が日本人にあり、戦後の昭和には、そのような精神

がなかったのだという桶谷氏の苛烈な批評がこめられていることを示している

のである。」

 

「『昭和精神史 戦後篇』の「文庫版のためのあとがき」の中で、この原本が

刊行された後、いろいろな感想、意見を聞いたが、それを整理し、論理化し、

私見を述べるのがほとんど不可能だと思ったという。その理由について、

次のように書いてある。

 

 その理由をあれこれ考へて、結局、今日の日本には歴史の精神といふものが

完全に欠落してゐるからだと思ふに至った。「歴史の精神」という言葉自体が、

耳慣れないものになってゐる。しかし、この言葉は、すくなくとも江戸十八世紀

から昭和敗戦にいたるまでは、公民権をもつてゐたのである。歴史としての日本を、

どんな世界像として抱いてゐるか。その際、その世界像形成において、輸入思想は

原理たりえない。日本民族の自前の歴史観でなければならない。

しかし、戦後において、日本民族の歴史はまったく地を払った。その代わりに

ソ聯経由のマルクス主義の本能がロシアの近代化のために身につけた精神的武装

であり、アメリカン・デモクラシイはアメリカ建国の歴史の精神にほかならない。

日本民族の精神は、おしなべて皇国史観のレッテルのもとに否定された。皇国史観

を打倒したものは聯合軍占領政策であり、日本人が自力の思想によっておこなった

のではない。

 

 この「日本民族の歴史はまったく地を払った。」という概嘆と、さらに

日本民族の歴史の精神」を「皇国史観のレッテルのもとに否定した」ことすら

「日本人が自力の思想によっておこなったのではない」という絶望は、その深さ

において、ここでやはりブルックナーの音楽が思い浮かんで来るのである。

―中略―

今日、令和の初年に、それも新型コロナウイルス禍という苦難の中で、この

「昭和の精神」への挽歌ともいうべき本書を読むことは、この概嘆と絶望を聴く

ことであり、「敗戦後の日本の精神から日本人は如何にしたら出エジプト

ができるのかを考えることに他ならない。」

<解説「昭和の精神」への挽歌>より

 

<『昭和精神史 戦後篇』目次より>

 

第 一 章 占領下二年目

第 二 章 市ケ谷台の晩春初夏

第 三 章 憲法とかなづかひ

第 四 章 戦後文学と敗戦文学(上)

第 五 章 戦後文学と敗戦文学(下)

第 六 章 東条英機広田弘毅(上)

第 七 章 東条英機広田弘毅(下)

第 八 章 占領後半期の精神状況

第 九 章 コミンフォルム日本共産党朝鮮戦争

第 十 章 占領終る

第十一章 「近代の超克」論

第十二章 戦後と三島由紀夫

第十一章 六〇年反安保闘争

第十二章 高度経済成長下の文学

第十三章 記憶の復活

第十四章 三島由紀夫の死

第十五章 昭和天皇

 

<『昭和精神史』目次より>

【目次】
第 一 章 昭和改元
第 二 章 革命支那と昭和日本
第 三 章 感覚的純粋人と思想的純粋人
第 四 章 革命と国家
第 五 章 橘孝三郎 中野藤作 中野重治
第 六 章 モダニズム
第 七 章 言霊とイロニイ
第 八 章 雪ふる朝 北一輝青年将校(一)
第 九 章 あを雲の涯 北一輝青年将校(二)
第 十 章 「支那事変」と文学
第十一章 戦争の文化体験
第十二章 『ぼく東綺譚』と『雪国』
第十三章 新体制と皇紀二千六百年 日本文化の世界構想
第十四章 日米開戦と近代の超克
第十五章 南溟の果て
第十六章 大東亜共栄圏
第十七章 汪兆銘和平運動の悲劇
第十八章 最後の出撃
第十九章 降伏と被占領の間
第二十章 春城草木深し
 

【GW特別企画】5月1日&5月4日 ドクスメライブ配信が緊急決定!

今年のゴールデンウィークの特別企画は、お家でも楽しんでいただくために、

読書のすすめのYoutubeページ、Facebookページにてライブ配信が決定しました!

 

まず、明後日5月1日(土)14時~読書のすすめYouTubeページにて。

 

『セールスの絶対国語辞典』出版記念

岡根芳樹さん×清水克衛 対談ライブ

 

を配信させていただきます。

 

※配信ページはこちら↓

配信は、月1日(土)14時頃~配信開始させていただきます。


www.youtube.com

 

当日は、打ち合わせなしのぶっつけ本番で、岡根芳樹さんと清水店長の

ライブ感満載の対談トークを生配信させていただきます。

 

果たして、当日はどんな話が飛び出すのか!?

お楽しみに!

 

※対談動画はアーカイブにも残りますので、後日ご覧いただくこともできますが、

よろしければライブにてご覧ください。

 

そして、5月4日(火・祝)は、読書のすすめフェイスブックページにて、

フェイスブックをご利用の方限定になってしまいますが・・・、

 

「清水店長の一問一答」

 

というテーマで、15時よりライブ配信させていただきます!

 

フェイスブックイベントページはこちら↓

清水店長の一問一答!GW特別編

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当日ご覧になれる方は、事前に清水店長への質問をメールでお送りいただくか、

当日配信中にコメント欄にて質問をお書きいただきましたら、可能な限り

清水店長よりお答えさせていただきます。

 

◆事前の清水店長への質問の受付先

dokusume@gmail.com

担当:小川まで

※配信の際に、「匿名」をご希望の場合は、

その旨もご記入ください。

 

こちらの配信も、アドリブ感満載でお届けさせていただきますので、

お時間あれば両方の配信でもご興味ある配信だけでも、

是非お気軽にご覧ください。

 

※こちらのフェイスブックライブ配信アーカイブ

残りますので、後日ご覧になることも可能です。

 

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先行発売!『セールスの絶対国語辞典 ―哲学編―』

待ってました!

『セールスの絶対教科書 ―実践編―』に続く、3年ぶりの最新刊の先行発売が決定!

 

4月28日頃先行発売

※一般書店の発売は5月20日頃。

ご注文はこちらから↓

【先行発売!】セールスの絶対国語辞典 ―哲学編― - 読書のすすめ

 

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当店大人気!

『スタンド・バイ・ユー』、『オーマイ・ゴッドファーザー』、

『セールスの絶対教科書』著者、岡根芳樹さんの3年ぶりの最新刊は、

まさかまさかの『絶対国語辞典』

 

◎岡根芳樹さんの本棚ページはこちら↓

https://dokusume.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=2436439&sort=n

 

前作も、〝演劇の台本風〟の「セールスの教科書」ということで、セールスのお仕事

されている方を越えて、商売や、教育、子育て、人間関係全般に〝活かせる〟知恵

が満載の1冊で、本当に沢山の方に喜んでいただきましたが・・・、

最新作の『絶対国語辞典』のテーマは、ずばり「哲学」

しかも、「教科書があるなら、次は国語辞典」という発想から、「あ」から「ん」

まで、岡根芳樹さんがピンときた一つ一つの漢字と真剣に向き合って生まれた、

唯一無二〝偏った〟人生観を綴った国語辞典です。

 

実際に読んでみて、今までの『スタンド・バイ・ユー』、

『オーマイ・ゴッドファーザー『セールスの絶対教科書』などの岡根さんの著書

に通じる「教え」や「哲学」のベスト版であり、「悪」や「嘘」、「損」、「謎」、

「暇」など、常識的にはマイナスに感じることも、逆のものさし的にひっくり返して、

日常生活に活かしてしまう思考法が満載です。

今まで岡根芳樹さんの本を読まれていた方はもちろん、ご自分の「哲学」や中心軸

である「縦軸」を作り上げるヒントが欲しいという方も、世の中的に立ち止まらざる

を得ない〝今こそ必読〟の1冊です。

 

もちろん、今回の新刊も、読み応え抜群で面白おかしく読める上に、

なんと!この本のどこかに「読書のすすめ」が登場します。

どの漢字のところにドクスメが登場するのか?にも注目しながら、是非お楽しみに!

 

「哲学を持たない人間は常に迷っている。

一般的な意味における哲学とは少し違う。私が言う哲学とは、その人にしかない

「偏った価値観」である。ネットで調べてかき集めた、正しそうな受け売りの知識

ではなく、その人が自分の人生の中で実際に迷い、苦しみ、もがいた末にたどり着いた

こだわりや人生観のことだ。

セールスとは、ただ単に物を売るだけの行為ではない。セールスとは、人と出会い、

人間関係を築き、コミュニケーションを通して相手の価値観に影響を与えること

である。

平凡でありきたりな価値観には、誰も影響は受けない。経験によって生まれた言葉

なければ、どんなにいい言葉でも心には響かない。相手の価値観に影響を与えられる

のは、人生を通して自分の哲学を磨き続け、非凡で魅力的な価値観を持っている者

だけだ。

すなわちセールスマンたる者、哲学を持たなければいつも迷っているただの物売り

と化してしまうであろう。わからないことがあればすぐにネットで検索し、成功者

がいればすぐに信者になり、妄信的にただやり方を真似し、うまくいかなければ

自分には合わなかったとまた別の成功者を求めてさまよう。

全国で講演をしていると、そういうセールスマンによく会うことがある。

すぐに成果に結びつく「やり方」の答えばかりを求めて、うまくいかない原因が

「あり方」にあることに気づけない者たち。根が張り巡らされる前に、枝葉ばかり

大きくして実をつけようとするから枯れてしまうのだ。」

 

「セールスマンたちよ、哲学を持て

この本は、私が長年セールスマンとして歩んできた人生の中で培った、ユニークで、

強烈で、随分と偏った価値観を記した哲学書である。私は決して真面目に生きてきた

ではない。かといって不真面目に生きてきた訳でもない。馬鹿なことを繰り返し、

何度も転び、紆余曲折だらけの人生を送ってきた。だからこそ、私の価値観は

とても偏っているのだが、良く言えばその分だけ味がある。」

 

経営にしても商売にしても、哲学のない教育ほど悲惨なものはない。

これは子育てにおいても同様である。哲学を持たない親は、常に正解を求め続け、

賢そうな人の話や本に流され右往左往している。挙句の果てには迷宮へと入り込み、

犠牲者となった子どもは、自分の可能性に気づくことなく、「自分はダメだ」という

負のレッテルを貼ってしまう。その子どもの心は、絡まったネックレスの鎖のように、

いじればいじるほど状況が悪化していく。

犬や猫の子どもでもあるまいし、人間の子育てに正解などある訳がない。

自分の子どもなのだ、自分の哲学に基づいて育てればいいではないか。

子どもは、唯一無二の自分の分身である。そして子どもは、その親からしか生まれない

という宿命なのだ。商売をする者たちよ、上に立つ者たちよ、いや全ての大人たちよ、

哲学を持て!

「どうすれば魅力的な哲学を持てるようになるか?」

この質問にも正解などない。私がアドバイスできるとすれば、自分が魅力的だと感じる

方へ偏ることだ。そして、その偏った価値観に他人が魅力を感じないとしても動じて

はいけない。

世間の価値観などいい加減なもので、時代とともに変わってゆくのだから。

さあ、自信を持って、大いに偏ろうではないか!」 はじめにより

 

<目次より>

 

あ/悪・粋・嘘・円・鬼

か/神・傷・癖・計・恋

さ/幸・質・隙・誠・損

た/旅・父・月・敵・友

な/謎・肉・沼・猫・脳

は/恥・暇・副・変・本

ま/的・道・虫・名・門

や/闇・夢・欲

ら/乱・率・類・例・老

わ/罠

を/乎

ん/吽

『仏に逢うては仏を殺せ 吉福伸逸とニューエイジの魂の旅』

以前、清水店長も大絶賛!

タテ糸の本物名著としておすすめしていた、『タオ自然学』『新ターニング・ポイント』の訳者としても有名で、工作舎という出版社さんより「読書のすすめさんに是非読んでいただきたい、吉福伸逸さんの伝記が出ます!」と熱いご紹介をいただいていた『仏に逢うては仏を殺せ 吉福伸逸ニューエイジの魂の旅』が、入荷しました!


仏に逢うては仏を殺せ - 読書のすすめ

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あれこれ内容を書くよりも、著者の稲葉小太郎さんがこの本を書くことになったきっかけの「まえがき」と「あとがき」をお読みください。

「私がこの人物(吉福伸逸氏)に興味をもったきっかけは、一九八〇年代に数多く出版された「トランスパーソナル心理学」の翻訳や入門書だった。大学で印度哲学を専攻したものの、もっと実践的な部分を知りたいと思っていた私にとって、吉福が日本に紹介した新しい心理学の流れは魅力的なものだった。

自己とは何か。
心は成長するのか。
〈悟り〉とは?

人生のなかで誰もがぶつかるであろう難問に、セラピーの手法をもちいてアプローチする姿勢は、研究室でテキストに向き合うよりエキサイティングで禅寺で壁に向き合うよりスマートなものに見えた。大学を卒業した私は出版社に就職、取材の名目で吉福の弟子によるワークショップに参加するうち、吉福伸逸その人に対する興味がつのっていった。

そのころ、吉福はすでに伝説の人物だった。ボストンのバークリー音楽院でジャズを学び、帰国後は翻訳家として、ニューエイジトランスパーソナル心理学の文献を日本に紹介、セラピストとしてワークショップをリードした。

たが、その実像は謎のベールに包まれていた。顔写真もなかったし、ある日忽然と表舞台から姿を消し、その後はハワイでサーフィンと畑仕事の日々というのもできすぎたストーリーに思えた。」

「本書は生前の吉福を知る人々を訪ね歩き、証言をつなぎあわせて、この謎多き人物の足跡をたどる試みである。世間的にはまったく無名の男である。本にするほどの材料が出てくるのか、不安もあった。

ところが吉福の歩みを追うことは、図らずも昭和史の失われた一側面に光を当てることになった。七〇年代の終わりから九〇年代にかけて、「精神世界」ブームというものがあった。大型書店には「精神世界」コーナーが設置され、若者たちの実存的な探求心を刺激した。

「自分探し」の源流がそこにあり、底流にはオウム真理教を生みだした精神風土が横たわっている。ところがいま、この時代のことは封印されたごとく語られず、知る者は減るばかりだ。
吉福の人生をたどることは、この「精神世界」ブームとはなんだったのか、ふり返ってもう一度考えることでもある。 

近年、仏教の瞑想に由来するマインドフルネスが注目され、書店には専門コーナーもできている。自己探求は人間にとって永遠のテーマだ。しかしこの道は果てしなく、曲がりくねっている。宗教、心の成長、意識の変容、スピリチュアリティ、救い、癒しといったものと私たちはどう向き合っていけばいいのか。本書がこの難しい問題を考える一助となればと思う。」

はじめにより

『「仏に逢うては仏を殺せ」
中国臨済宗の開祖・臨済義玄の言葉である。仏とは仏道を学ぶ者にとっての理想、到達点であるはずだ。そんな相手をも「殺せ」とは物騒な話だが、要は、自分にとっていちばん大切なものにも執着するな、ということだ。吉福伸逸は、この言葉のとおりに生きたと思う。 
肩書を持たず、権威を離れ、せっかく産み落としたトランスパーソナルという赤子をたらいの水ごと流すようなことを平気でした。ものごとの本質にしか興味を示さず、今日打ち立てたセオリーを次の日には捨てた。
―中略―
表向きは「セラピーは自分のため」、「ぼくはぼくのためにやっている」と、心のおもむくままに生きたように見える吉福だが、その心の奥底には深い「悲しみ」があった。」

「「精神世界」もニューエイジも、しょせんドロップアウトした人々の夢だったのか。カウンター・カルチャーは、結局カウンターのままで終わるのか。そうなのかもしれない。
だが、そうだとしても、カウンターはカウンターとして存在することに意味があるのではないか。「自己探求」が夢だったとしても、先の見えない時代のなかで絶望しそうになったとき、生きづらさに押しつぶされそうになったとき、吉福伸逸の生き方が助けになるのではないか。

自分はなぜここにいるのか?
ほんとうの願いはなんなのか?

答えのない問いを深めるヒントが、この稀有な男の人生のなかに散りばめられている。」

あとがきより

こちらの「はじめに」「あとがき」に、この本の本質が書かれていますが、実は

「精神世界」

という言葉の生みの親の一人でもあった、吉福伸逸氏の人生を読むことは、現在の「精神世界」や「スピリチュアリティ」などの源流を辿ることにもなるので、読む人こそが「読む」読み応え抜群のタテ糸の名著本です。

ソニー創業者の井深大氏など錚々たる面々と対談したりと、名実共に実力者だった吉福伸逸氏が、なぜ突如として表舞台から姿を消したのか?

ここに、この一冊にしか伝えられない「美しい生き方の本質」が隠されていると感じました。

心ある方は是非お読みください!

 

【目次】
第1部 家住期
プロローグ 消された履歴
第1章 カウンター・カルチャーの聖地から
第2章 「精神世界」とニューサイエンス
第3章 20世紀の三蔵法師
第4章 本来の面目
第5章 進化の夢
第6章 トランスパーソナル国際会議
第7章 心の成長と癒し
第8章 エクソダス

第2部 学生期
第9章 無口な秀才
第10章 ぼくの初恋
第11章 悪霊
第12章 夢のカリフォルニア

第3部 林住期
第13章 ノースショアの浜辺にて
第14章 悲しみの共同体

第4部 遊行期
第15章 伝説のセラピスト
第16章 最後の講義
エピローグ 海へ帰るボーディサットヴァ

 

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4月30日まで!春の成幸読書お申込キャンペーン


以下の北御門二郎さんの名著のお知らせ動画↓


www.youtube.com


でもご紹介させていただきましたが、

今月4月の成幸読書選定本
『北御門二郎 魂の自由を求めて』

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広く皆さまにお読みいただきたいのと、4月から始めていただくタイミング!

ということで、4月30日までの期間限定で、

期間中に、成幸読書12ヶ月コースにお申込の方には、1ヶ月分サービスさせていただき、

特別に「13ヶ月コース」

として受付させていただきます。

皆さまが普段手にすることがないような本を、月に一冊、

解説書と解説動画付きで毎月お届けする成幸読書は、

お申込の方からもとても喜ばれています!

この機会に、成幸読書頒布会へのお申込もお待ちしています↓

◆成幸読書頒布会 お申込ページ

【4月30日までキャンペーン中!成幸読書頒布会】

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超貴重な4月のおすすめ名著!「今こそ、北御門二郎の名著を読もう!」


www.youtube.com

 

動画の中でご紹介の本は、以下のページにてご注文いただけます↓

北御門二郎の名著の本棚 - 読書のすすめ

 

2021年4月の成幸読書選定本

北御門二郎 魂の自由を求めて - 読書のすすめ

との出会いは、ある日突然にやってきました。

 

著者である、ぶな葉一さん(本名:地の塩書房代表 石田昭義さん)より

お電話をいただき、石田さんが、イエローハットの創業者 鍵山秀三郎先生

とお話をしていた時に、「読書のすすめ」の話をしてくださったそうで、

著書の『北御門二郎 魂の自由を求めて』を1冊送っていただきました。

 

初めて出会う本に、清水店長も一気読みで、今大絶賛の1冊になっていて、

すぐに4月の成幸読書の選定本に決定しました!

 

【成幸読書頒布会 春のお申込キャンペーン中!】

先日、2月にもキャンペーンを開催させていただきましたが、是非

広くこちらの『北御門二郎 魂の自由を求めて』をお読みいただきたいので、

成幸読書の年間12ヶ月コースに限りますが、4月末までにお申込

いただいた方に、1ヶ月分サービスの、13ヶ月コース分として、

特別に受付させていただきます。

4月30日までと期間が限られていますが、この機会に

是非お申込ください。お申込はこちらから↓

【4月30日までキャンペーン中!成幸読書頒布会】

 

そして、『北御門二郎 魂の自由を求めて』と一緒に、

 

「すごくいい本なので、是非読んでみてください!」

 

と地の塩書房の石田さんに熱くおすすめいただいたのが、現在は

インターネット書店や一般書店では全く手に入らない

知る人ぞ知る名著

 

ある徴兵拒否者の歩み トルストイに導かれて - 読書のすすめ

北御門二郎著

『北御門二郎 魂の自由を求めて』は、著者のぶな葉一さんが北御門さんについて
書いた本で、こちらの『ある徴兵拒否者の歩み』は、北御門二郎さん〝ご本人〟が
書かれた、しかも若い人に向けた名著で、
「この本もすごくいい本なので、是非読んでみてください。」と地の塩書房の
石田さんに熱くおすすめしていただいたのですが、現在清水店長大絶賛の1冊になっています。

「私はこの書の中で、私が青年時代にトルストイにめぐり逢って以来今日までの
ほぼ半世紀間に、いかなる人生を歩んで来たかを、なるべく正直に、ありのまま
皆さんに語りたかった。そのために、戦中戦後の私の日記や、折にふれて新聞や

雑誌に書いた文章なども引用させていただいた。
正直にありのままと言っても、私にはまだ告白する勇気のない罪の思い出が多々

あるけれど、偏見なしに最後まで読み通して下さる方にとっては、それがまぎれ

もなく純粋にトルストイに心を寄せ続けた男の半世紀を越える歴史のすくなくとも

一側面であることを理解していただけると思う。

そしてまた、トルストイに心を寄せるということは、同時にイエスに心を寄せる

ことであり、仏陀に、孔子に、老子に、ソクラテスに、カント等々に

心を寄せるゆえんであることもご理解いただけると思う。
トルストイは私にとってまさに光だった。そして私にとっての光は、

同時に万人にとっての光であることを信じざるを得なかった。

だから私は、その光についての証言がしたかったのである。」はじめにより

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胸に手を当てて考えよう - 読書のすすめ

トルストイ著 北御門二郎訳

こちらの本は、トルストイの知る人ぞ知る名著の、北御門二郎さん訳の
〝心訳〟版です。北御門さんの〝魂の心訳〟で読む、トルストイの貴重な論文や
書簡などは格別です!心ある方は是非!

【地の塩書房から より】

本書の論文の題名は、従来の日本語訳としては『反省せよ』『正気にかえれ』、
『悔い改めよ』などがありましたが、それではトルストイが一番高い所に立って、
読者に説教しているような印象を与える。
そこで、過日 北御門さんが上京の折、電車の中で、「本当はトルストイ
<さあ皆さん、両方の手を胸に当てて心を静めて考えてみようではありませんか>
と語った言葉を、そのまま使ってはどうかということになりました。

 

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です。こちらの2冊も、4月の成幸読書をより深く〝読む〟ための

読み合わせにピッタリの2冊で、冊数も限られている超貴重な名著本

になっています。気になる方は、是非お早めにご注文ください!

 

※動画の、追伸でもお伝えさせていただきましたが、できれば、心ある方は、

成幸読書の『北御門二郎 魂の自由を求めて』、『ある徴兵拒否者の歩み』、

『胸に手を当てて考えよう』の3冊を、
①『北御門二郎 魂の自由を求めて』→②『ある徴兵拒否者の歩み』
→③『胸に手を当てて考えよう』

の順番が、一番グッとくる読み方の順番なので、この順番にお読みください。

 

【冊数限定!】

『ある徴兵拒否者の歩み』&『胸に手を当てて考えよう』セット - 読書のすすめ

 

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